コラム
2017.7.18 火曜日AFAA was Sold Scene 2 疑念
AFAA USAの説明によって、ようやく事態がのみこめた。
2015年7月29日、AFAAはNASM (The National Academy of Sports Medicine)に吸収(英文:acquired)され、AFAA USAの代表取締役社長であるLinda Pfeffer氏は引退することとなった。
NASMは、グループエクササイズ教育におけるリーダー・AFAAが誇る実績と価値を見据え、世界に類を見ない規模を誇るFITNESSインストラクター教育団体を作るために、AFAAを買収した。
NASMは、Ascend Learningの一部として活動している。Ascend Learningは、健康産業に特化した教育機関であり、多くの教育コンテンツを保有する会社。個人から組織まで、広く教育コンテンツやシステムを提供している。
また、NASMはAFAAブランドをより強化し、より良いサービスが提供できる組織構築を目指している。AFAAのコンテンツをより強化し、よりFITNESS界に貢献することを目標とし、AFAAライセンス保持者へもそれを還元できるような組織づくりをしていく。
AFAAのブランドは今後も存続し、FITNESS界にそのサービスを提供し続ける。今回の組織変更でAFAAインストラクターの資格に影響はない。講習会は、2016年に向けても引き続き継続されるため、従来通りの流れで申請し、実施できる。
「AFAAインストラクターの資格に影響はない。」
まずは、ほっとした。私たちAFAA JAPANが第一に責任を負っている、日本のAFAAのインストラクターの人たちは、今後も変わらずに活動していける。
しかし。NASMの経営母体Ascend Learningは、オンライン教育を展開している会社で、よくよく見ると、NASMの商品の展開方法もオンラインに特化しているようだ。
オンラインに特化した教育団体……。その配下にあるNASMがAFAAのプログラムを買収して、どうしようとしているのか。オンライン展開になって、ここまでAFAA JAPANを引っ張ってきてくれた指導陣の人たちの仕事はどうなるのか? オンラインで中身のある教育を提供していけるのか? インストラクターの教育団体として成り立っていけるのか?
次から次へと、疑問がわいてきた。
(つづく)