コラム

2018.1.30 火曜日

AFAA 5Questionプラス1

私がAFAAを愛してやまない理由、AFAAが他のフィットネス団体と決定的に違うと思う点は、ガイドラインのAFAA 5クエスチョンにある。

 

5クエスチョンとはご存知の通り、エクササイズを評価するための問いだ。

Q1 このエクササイズの目的は何ですか?

Q2 あなたは、それを効果的に行っていますか?

Q3 そのエクササイズの安全に関する考慮点は?

Q4 そのエクササイズを行っている間中、適切なアライメント、フォームを維持できますか?

Q5 それは誰に適して、誰に不適ですか?

 

正直のところ、私は最初、この5つのクエスチョンの意味がすぐには分からなかった。だが、知れば知るほど、勉強すればするほど,本当にこのクエスチョンは私たちにとっての宝物なんだなと思うようになった。流行り廃りに左右されない原理原則を言っている。フィットネスだけではなくさまざまな仕事にも役立つ、大切なクエスチョンだ。

 

さて、この5クエスチョンを基に、私なりに “JWI 6 Question”を創ってみた。Q5まではAFAAクエスチョンと同じ、さらにプラス1クエスチョン。

 

Q6 お客様に楽しんでいただくための考慮点は?

 

5クエスチョンプラス、お客様に楽しんでいただくためにはどうしたらいいかを考える。このことは、今後のインストラクターにとって大事になってくると思う。

 

今では、お客様にとっての情報はインターネットネット上に溢れている。フィットネスの1時間程度のレッスンであれば、オンラインで動画配信をすればできるようになっている。JWIアドバイザーの中村好男先生は、コラムの中で、「フィットネス指導の映像をビデオで流すのは、機械がする仕事、機械でもできる仕事です。機械でもできる仕事と、人にしかできない仕事。その違いは、どこにあるのでしょうか?」と問いかけている*。皆さんも一度、考えてみて欲しい。

 

レッスンの動画配信は機械でもできる仕事。だが、人が人を幸せにすること、お客様の立場になって考えること、情報を一方的に与えるのではなくて、お客様がしたいことに心をはせて、何をしなければならないのかを考えること。これらは機械ではできない、人にしかできないことだ。人として、心と心がつながっていくこと、それがインストラクターをしていくうえで大事なのではないか。そう思って「Q6 お客様に楽しんでいただくための考慮点は?」を加えてみた。

 

AFAA 5クエスチョンは素晴らしい。5クエスチョンを基にして、日本でも多くのインストラクターの方が頑張っている。フィットネス指導をよりよくしていくためのプラスアルファ、“JWI 6 Question”を、これからも広めていきたいと思う。