コラム

2018.1.16 火曜日

Dr.カイボーの眼
第21回 僕はZUMBA®も瞑想も好き

個人的な感想ですが、ZUMBA®をしているひとで瞑想を好む人は少ないでしょう。逆もそうですね。瞑想をするひとでZUMBA®をしている人は少ないですよね。お互いにやっていることが真逆で相容れないもののように感じるからでしょうか。

 

でも、僕はZUMBA®も瞑想も好きです。ZUMBA®と瞑想を全く違う世界のものとは捉えていません。実は、ZUMBA®をしているときも瞑想しています。そんなことが可能なのでしょうか?

 

ZUMBA®は楽しい。外目から見ると、アドレナリンが沢山出て興奮状態になり、我を忘れているイメージがありますが、実はそうではないんです。楽しんでいると理解しながら動いています。インストラクターの側になると特にそうなんですね。心はハイテンションなのに、本来の自分は冷静です。スキルが高い人ほど、その場のあり方を察知して、自分の体、そして参加者の動きを観察していますね。自分の感情(心)でいっぱいということは決してありません。

 

これは実は、瞑想している状態と同じです。瞑想することとは、自分や周囲を客観的に観ることです。だからZUMBA®をするひと、特に指導者の皆さんには瞑想をお勧めしたいと思います。瞑想によって、観察力や空間察知能力、瞬間的直観力が向上し、レッスン参加者やその周囲の状況に対してより的確な対応が取れるようになります。