コラム

2018.1.9 火曜日

スペシャルインタビュー ZUMBA®の10年を語る
第3話 進化するブランド、ZUMBA®

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古川 2010年には初めてBetoが来日して、AFAA International Fitness Convention のZUMBA®のコマをJaniとともに担当しました。その際に起きたことですが、BetoのZUMBA®マスタークラスで、参加者の一部の人たちが大騒ぎをして勝手に盛り上がってしまったんです。その時に、Betoが自分の目を指差して「こちらを見ろ! リードを見ろ!」という合図を出していたのが衝撃的でした。ある意味、怖かったです。インストラクターがしっかりリードをとって、それに合わせて皆が踊るというZUMBA®本来のあり方をしっかり確認できた瞬間でもありました。

 

坂口 2011年には日本で初めてのZUMBA® Fitness Conferenceが始まって、当時は中野サンプラザで行われました。参加者は400名ぐらいだったと思います。

MIZUKIちゃんは当時、10歳くらいだったと思うのですが、BETOにステージの上に呼ばれて、Betoのリクエスト通りに踊ってみせてくれたのですが、あまりにも上手すぎて、そして可愛くて…この会場にいた多くの方が感動したことは間違いないでしょう。

私たちが担当するワークショップも、最初はインストラクターが受講していたけれど、次第にZUMBA®愛好者の人たちがB1を受け始めて、インストラクターになる人が増えていきました。BetoがBASIC2のマニュアルを通して伝えている、“誰にでも夢を叶えるチャンスがある”というメッセージが形となって表れたことを実感しました。

 

中村 ZESの仕事であるインストラクター養成の受講者は増えていますか?

 

坂口 年間の開催数が増えて毎月、各地で開催されるようになったので、逆に1回の受講者は少なくなりました。最初の頃は80人から100人が一度に来ていて、ZES2人で担当していたのが、ZUMBA® Japanの側で一回の参加人数をコントロールして少人数にし、担当ZESも1人になりました。

 

中村 ZUMBA-KUNはいつ誕生したのですか?

 

 

 

 

 

 

和田野 2014年です。マスコットキャラクターの公募で決まったんですね。子どもたちをはじめいろいろな人が応募しましたよね。最初に決まった頃はへえ?って感じだったのですが、今は可愛くてかわいくて。

 

坂口 実は私も応募しようかと思いました(笑)。最終選考で4点残って、この年のConferenceでどれがいいか、Betoが会場の拍手の数で決めたんですよ。

 

 

 

 

 

 

 

古川 最初は着ぐるみではなくて、紙に書いたキャラクターで出てきたんですよね。はあ?って思いました(笑)。キャラクターのオーディションではいろいろな名前がついていて、選ばれたのがZUMBA-KUNでした。

 

豊福 私は4つあった中でZUMBA-KUNになったらいいなと思っていました。ぬいぐるみは家に飾ってありますし、ZUMBA®を知っている方へのLINEでは、積極的にスタンプを使っています。

 

奥村 先日、アメリカのZUMBA®協会に行った時に、社長に「そういえばZUMBA-KUNはどう?」と聞かれて、「着ぐるみの引き合いがたくさんあって絶好調ですよ」と答えました。アメリカのプレゼンターがZUMBA-KUNの噂をよくしていて、かわいいとか言うらしいです。ビーさんも結構気に入っていて、今年7月のConventionに呼ぶという話もあるかもしれません。

 

一同 嬉しい!!

 

中村 さすが、盛り上げ上手なZUMBA-KUNですね。最後に、今後ZUMBA®はどうなっていくと思いますか? これからのZUMBA®について思うことをお聞かせください。

 

 

 

 

 

 

 

豊福 人生をさらに幸せにしてくれた大好きなプログラムなので、もっと沢山の方に知って頂いて、ずっと続いて欲しいと思っています。ZUMBA®のインストラクターのライセンスは2日間で取得できて、ZINに入会して継続すればずっと教えることができますが、ZUMBA®インストラクターは楽しさを伝えるだけでなくスキルアップもしっかりして、ZUMBA®が進化していい方向に広まって欲しいと思います。

 

和田野 今の人気をもっと向上させていける可能性のあるプログラムだと思います。また実に良く考えられた素晴らしいプログラムです。この先も、世界中のもっともっと多くの方々に楽しんでいただけたらと思います。

 

坂口 毎年アメリカのConventionに行くたびにいろいろなことに驚かされます。ZUMBA®って、いつでも変化しているというのが私の印象で、フィットネスプログラムという枠を超えていると思います。プログラムというよりは一つのブランドになっていて、それがフィットネスの枠に入りきらなくて、音楽だったりファッションだったり、これからも進化し続けていくと思います。たとえば「フェラーリ」や「ルイヴィトン」のように、世界中から愛されているブランドであり、そしてさらに進化するZUMBA®。そこが大好きなので、この先もずっと続けていくと思います。

 

古川 私もZUMBA®が大好きです。アメリカと日本を行ったり来たりしながら本場で多くのことを見て聞いて経験して、ZUMBA®には必ず何か変化がある、古いものを古いままで大事にするのではなくて、常に進化させてよくしようとする動きが見て取れます。私たちもワークショップをするたびに、「ああそうなんだ」と皆さんに驚きを与えることもできる。安全面も含めて理解してもらえる人が増えているのも事実なので、プログラム自体を壊さないように、いい方向に広げていくことが可能ではないかと思っています。

 

奥村 皆さんのお話を聞いていて、ZUMBA®とはいろいろな人を幸せにするために存在するブランドで、今後も展開する可能性は無限大だと思いました。ライフスタイルの一部として、またZUMBA®で不幸になる人が出ないように、純粋にいい面を広げて行って、少しでもみんなの生活に幸せを提供するものになれればいいと思っています。僕もZUMBA®から幸せをもらっている一人なので。皆さん、今日はありがとうございました。