コラム

2017.8.22 火曜日

Apex Taiwan 2017

7月1日と2日に、台湾の台北大学で開かれた台湾最大のフィットネスイベント、Apex(Afaa Professional Exhibition)Taiwanに参加した。約700人が参加した会場は、どこも熱気にあふれていた。

 

台湾にフィットネスの波が来たのは1990年代後半だ。1980年代後半にブームが始まった日本より10年、後になる。ZUMBA®が始まったのはわずか1年前の2016年。担い手の中心は20代から30代にかけて、若い世代だ。

 

ワークショップが行われていたいくつかの会場を回ってみた。参加者の学ぼうとする姿勢にパワーが感じられた。海外の新しい理論やプログラムを一つでも多く吸収したい、われ先に学びたい、誰もがそんな感じ。真面目でハングリー、質問も躊躇なくしてくる。フィットネスはただ楽しむためにある、と思っている人が日本には多いような気がする。空気の違いを感じた。

 

JWIのオリジナルプログラムである「自立型セルフマネジメント」のワークショップの会場には、6,70人の参加者が集まった。運動系のフィットネスプロパーの話ではなく、メンタルサポート系の話。台湾では初めてのワークショップだったので、人が集まるかどうか不安だった。しかしここでも、「どうすれば目標を立てられますか」等々の質問が相次いだ。

 

講師に言われたことをただ覚えればいいという態度ではない。参加者には、インストラクターとして成功するためにはどうしたらいいか、メンタル面でもサポートしたいという私たちの意図を感じ取ってもらえたと思う。嬉しかった。

 

スポンサーや新しいプログラムの売り込みの人たちも、かなり積極的だった。私自身、もっと多くのセッションを見たかったが、「台湾にこんなプログラムを導入したい」、「インストラクターにこんなサポーターを使ってもらいたい」、「こんなプログラムを開発したいのだけどどう思う?」というような話がひっきりなしに飛び交っていた。

 

ところで、Apex Taiwan を主催したのはTWI、TAIWAN WELLNESS INNOVATIONだ。TWIのことは日本では、まだあまり知られていないように思う。(つづく