コラム

2018.8.30 木曜日

New ZJ ジョセフ鮎さんに聞く

 

 

 

 

 

 

 

ジョセフ鮎(ジョセフ あゆ)

埼玉県出身。2010年、Zumba®と出会い、その後ZUMBA®️インストラクターとして千葉県内のスポーツクラブ指導を始める。2018年、ZJオーディションに合格。

 

中村 ジョセフ鮎さんがフィットネスそしてZUMBA®を始めるのには、どのようなきっかけがあったのですか?

ジョセフ 母親が競技エアロビクスやZUMBA®インストラクターをするなど、フィットネスに関わっていました。私自身は10代の頃から日本各地の伝統芸能を勉強していて、高校卒業後には西アフリカ(セネガルやギニア、マリ)の伝統芸能を習得する機会も得ました。その後、日本各地を回ってアフリカの伝統的なダンスや音楽を広める活動を行ってきました。

結婚して子どもを出産してから、一旦休んでいた仕事に復帰することになって、どこがいいかを考えていた時に、フィットネスクラブがいちばん近くにあったのでそこに決めたんです。

中村 お客さんとして体験したのではなくて、働く場として選んだのがフィットネスだったのですか?

ジョセフ できるかなと思って飛び込んだのが最初です。それまでダンススタジオでダンスを教えていた経験はありましたけれど、フィットネスクラブにはあまり行ったことがありませんでした。フィットネスクラブにしたのは、自分である程度時間や場所をコントロールすることができるので、一つの場所にお勤めをするのができないタイプの私には合っていると思ったからです。

地元のフィットネスクラブのオーディションを受けまくりましたが、最初に仕事を頂いたのは友人のインストラクターがつないでくれたクラブで、個人的に自分で作ったプログラムを見せて下さいと言われて採用されたのが最初です。

中村 ZUMBA®と出会ったのは?

ジョセフ 自分が作ったプログラムでは思うように内容が伝わらなくて、このままインストラクターをずっと続けていくのは大変だなと思っていたところ、先にB1を取っていた母親に「ZUMBA®だったらいろいろな曲があってアフリカのリズムも入ってくるからできるんじゃない?」と言われて面白そうだと思ったのがきっかけです。1度だけレッスンを受けてB1を受けにいきました。

中村 B1を取ってすぐにレッスンを始めたのですか?

ジョセフ 半年ぐらい後だったと思います。その間、コリオを必死で覚えていました。

中村 比嘉さんもレッスンを始める前に半年ほどかかったと言っていますが、B1を受けてから実際にインストラクターとして教えられるようになるまでにはトレーニングをするなど、時間がかかるということですね。

ジョセフ かかりますね。スポーツクラブのオーディションを受けてインストラクターになってからは、ZUMBA®と他にヨガやアフリカンダンスも担当しました。

中村 ZJを意識しはじめたのは?

ジョセフ 2014年のオーディションの時に友人のインストラクターがエントリーしてファイナルまで残ったので、話には聞いていました。今回のオーディションのことを知って、「これは応募するしかない!」と思って応募しました。

最終選考まで残って、最初にウォーミングアップの実技をした時は、緊張していて即興だったということもあって硬くなっていました。でも自分の本番になった時には、ちゃんとできたなという感じでした。ZJかそうでないか、どちらの流れに自分は行くのか、軌道がZJの方に向かっている感覚があって、自分が思っていることを出し切れたと思いました。

中村 ジョセフさんはどんなZJになりたいと思いますか?

 

 

 

 

 

 

 

ジョセフ Jam Sessionは受けたことはあるんですけれど、実際に前に立つ立場になるのはどんな感じなのか、まだ分からないので、ともかく一生懸命やるしかないと思っています。今までに持っていたものを捨てなければならないことも出てくるかもしれません、それもその道と楽しんでやっていきたいです。そうすることで、もっと皆さんに楽しんでもらえる、みんなの力になることができるZJになっていきたいです。

自分はコリオを作るのが好きで、愛情をもって「この曲のこのリズム、ここでこうなるのがいいんだよね」と思うと、自分の作ったその曲が大好きになるんですね。そういう体験を補っていけばお客さんとの距離も近くなって、お客さんの後押しができるようなZJになれるかなと思っています。

中村 ZUMBA®とはどんな存在でしょう?

ジョセフ そうですね…受けもっているクラス数も一番多いし、不思議だなといつも思っています。自分が前に立っているレッスンでは、自分の力ではない不思議な力が湧き上がってくることがあるんです。全員が笑って本当に楽しい、こんなに夢中になることってなかなかないですよね。シンプルなようでレッスン中も終わってからも複雑なことが起こるんです。人の心の奥の何かを引っ張り出す力を持っている。きっとそれはZUMBA®の力なんだろうと思っています。

中村 本格的な活動がこれから始まって、ZJとして多くの人たちから注目される人になっていくわけですが、ZUMBA®ファンやインストラクター、これからZUMBAインストラクターになろうと思っている人に向けて、メッセージをお願いします。

ジョセフ 私もこれからもっと勉強していきますので、一緒にがんばってやっていきましょう。インストラクターの場合、現場に立たないと分からないことが沢山あると思うんですね。だから間違わないようにと思わずに、間違えてもいいからとにかく続けて現場に立ってみる、何回もトライしていくうちにだんだん自分に身についていくものと思います。諦めないで、自分が好きと思ったことを大事にしてやっていけば、必ず形になると思うので。心配しないで、自信がなくてもともかくやっちゃう、それが自分を伸ばしていくことにつながると思います。

奥村 比嘉さんの時にも言いましたが、比嘉さんもジョセフさんもダークホース感があるんです。それぞれ自分のフィールドで頑張っていて、こんなに違う魅力がある方々とご縁ができて本当に良かったと思っています。ジョセフさんには日本人離れした魅力とオーラを感じます。頑張ってください。

中村 ありがとうございました。