コラム

2018.7.24 火曜日

AFAAとZUMBA®への想い

アメリカでは、フィットネスインストラクターとしてジムやスポーツクラブで活動するにあたって、ほぼ例外なくインストラクター資格の有無が重要視される。ZUMBA®インストラクターももちろん例外ではない。その重要視される資格の最先鋒がAFAAである。もちろん、インストラクターとして最低限の知識を有し、お客様に安全なクラスを提供できる術を知っているかどうかが判断基準となる。

 

その判断基準はもちろん何よりも大事なことであるが、求められるのはそれだけなのだろうか?

 

今回から、私がAFAAの創始者であるLinda Pfefferさんと対談した時に印象に残った言葉を紹介していきたいと思う。談議に花が咲き、話が終わりに近づいた時に、「今後のフィットネスはどのようになっていくと思いますか?」という質問を投げてみた。それに対する彼女の答えは……。

 

「今日のクラスと一昔前のクラスは、スタイルやコリオは全く異なりますがコンセプトは変わりません。そのコンセプトは、

-人々を動かし、エクササイズにつなげること

-誰にとっても安全で効果的であること

-コリオをシンプルにし、誰もが踊りを楽しむことができること

の3つです。

あえて言うならコンセプトの3番目、つまり誰もが楽しめるグループエクササイズが求められるのではないでしょうか。踊るというのは、人間が本能的に持っている楽しみなのです。」

 

すでにお気づきの方もいらっしゃると思う。この3番目のコンセプトはZUMBA®のそれと全く同じだ。AFAAとZUMBA®、扱っているコンテンツの種類や性質は全く違うのに、“想い”は同じなのだ。AFAAとZUMBA®がお互いを尊重し合う良きパートナーである所以が分かり、それぞれが本質を共有している関係性を認識できた瞬間だった。

 

そして、フィットネスクラブやジムが資格の有無を問うているのは、インストラクターの「知識の有無の確認」のためだけではなく、それ以上の何か大事なことを担保するため、ということにも気付いた。

 

次回はもう少し掘り下げてLindaさん、もしくはZUMBA協会の社長さんの話を皆さんとシェアさせていただきたいと思っている。