コラム

2017.10.12 木曜日

「資格」からみたフィットネス指導者の位置
(1)資格に意味はあるか?

フィットネス指導者の皆さんのほとんどは、何らかの資格を得るために勉強して知識や技術を身につけ、資格を取得することによってフィットネス指導者としての仕事を始められたことと思います。組織や会社に所属せずに、自らスタジオを開設しているパーソナルトレーナーであっても、何らかの資格を掲げて営業するケースがほとんどだと思います。

資格の存在がフィットネス指導者の質を向上させ、その結果として社会的地位の向上に結びつくことはいうまでもありません。資格を保持していることはフィットネス指導者という仕事に従事するための必須アイテムといっても過言ではありません。

 

しかし、みなさんもうすうす感じていると思いますが、資格をもっているからといって、それだけで明るい将来が待っているというわけではありませんよね。例えば「スペシャル企画」でも取り上げたAFAAのPCは、グループレッスンを効果的に指導するための必要最低限の知識と技術をマスターしたことを認定する資格ですが、PCをもっているからといって、それが直ちにフィットネス指導者としての地位の向上に繋がるわけではありませんし、指導者としての責務を果たせるわけでもありません。

その意味で、資格それ自体に意味があるわけではない、ということが重要です。こう述べると、疑問や反発をおぼえる方も多いことでしょう。資格に意味はない、ということではなくて、資格「それ自体」に意味があるわけではない、という言い方に注意してみて下さい。

つまり、資格をもつことによって実現できる仕事があり、生かせるスキルがあり、そのスキルを生かして仕事をすることによって叶えることができる何かがあるからこそ、資格が生きてくるわけですよね。

資格を取ったとしても、ただただマニュアル通りに、決まった仕事をこなしているだけであれば、それは収入を得るための仕事にはなるかもしれませんが、自分の夢を叶えるための道具にはなり得ません。

 

次回からはこの「資格」について、掘り下げて考えていきたいと思います。