コラム

2017.10.3 火曜日

世界標準のフィットネスライセンス AFAA PCの魅力を語る(総集編)

参加者プロフィール

中田成裕(なかた しげひろ)

JWI/AFAA PCマスター検定スペシャリスト。ステップゾーン&スマイルフィットネス代表、スポーツクラブルネッススタジオアドバイザー 大原学園非常勤講師

 

 

坂口昌子(さかぐち まさこ)

AFAA検定スペシャリスト、ZUMBA®教育スペシャリスト。AFAA認定FITNESS ACADEMY エストレージャインストラクター養成コースを開講中。

 

 

穐里明美(あきさと あけみ)

元AFAA検定スペシャリスト。大手フィットネスクラブでの養成講師、アドバイザーなどを通じて指導者の養成にあたっている。

 

 

 

◇PCってどんなライセンス?

◇“AFAA5クエスチョン”に答えられますか?

◇PCにはZUMBA®の楽しさを伝えるツールがある

◇PCは理想のインストラクターになるための近道

 

PCってどんなライセンス?

奥村 スペシャルインタビュー第2シリーズは、グループエクササイズにおける世界標準のライセンスである「PC」に焦点を当て、その魅力に迫ってみたいと思います。PCは30年以上前から、世界中のグループエクササイズに関わる人々が学び、今では79か国 で 30万人以上が取得しています。今回は、日本におけるPC指導やインストラクター養成のプロフェッショナルである中田さん、坂口さん、穐里さんにお越しいただきました。どうぞよろしくお願い致します。

中村 PCとはどのようなライセンスなのでしょうか?

奥村 AFAAが認定しているPrimary Certification(プライマリーサティフィケーション)の略称で、グループエクササイズを担当するインストラクターがまず学んでほしいこと、知ってほしいことをマスターした人に与えられるライセンスです。全12種類あるAFAAのライセンスのベースとなっていて、STEPやFDEC、キックボクシングやヨガ、ピラテスなど、AFAAの個別のグループレッスン・プログラムのインストラクターになるためにはPCの取得が前提になります。

また、ZUMBA®のインストラクターでも、今日ご出席の坂口さんのように、PCを取得してグループレッスンを効果的に指導しているインストラクターさんも多くいます。さらにPCは、取得した後も実際に行うレッスンを安全で効果的なものにするためのツールになるんですね。

中村 PCを取得することによって、インストラクターとしての能力が認定されることになりますね。ツールというのは?

奥村 PCを取得するためには、AFAA認定校の養成コースに入校するか、JWI/AFAAの2日間セミナーと検定対策セミナーのワークショップに参加するなど、独学で検定に挑戦する方法があります。そこで得た知識や経験は、たとえばフィットネスクラブなどで自分のクラスを担当する時に、お客様への対応やプログラムの構成などのスキルアップに役立ちます。お客様の求めていることを達成しやすくするためのツール、ということですね。

坂口 たとえば料理をするときに、自己流で料理するよりは、レシピを見て料理をした方が美味しくできますよね。同じように、PCにはガイドライン(ベーシック・エクササイズ スタンダード&ガイドライン)があるおかげで、自分のやっていることが本当に正しく伝えられているかどうか、お客さんが楽しいと感じてくれているかどうかが分かってきます。ガイドラインには料理の「さしすせそ」のような原理があって、たとえばお酢の使い方とか塩加減とか、味付けの具体的なやり方をマスターできるんです。

中村 「さしすせそ」を知っているか知らないかで料理の味付けが変わってくるように、PCがあるかないかでレッスンが違ったものになってくるということですね。

中田 AFAAのガイドラインは特別に変わった料理を作るためのレシピではなくて、基本から外れない、誰にでもできるような、誰にでも美味しいと言われるようなレシピだと思います。たとえば、きつい味付けは健康によくないように、きつい動きは腰や膝を痛めたり肩を痛めたりするリスクが高くなります。そうならないためのレシピを、理論面でも実技面でも知ることができる、ということです。

奥村 PCでは、一般的な運動生理学や解剖学などの理論にもとづくエクササイズの基本原則(エクササイズ ファンダメンタル)とガイドラインによって、フィットネスの「さしすせそ」を身につけることができます。とくに“AFAA5クエスチョン”は、PC取得後も常に自分に問いかけることによって、お客さんを見る目と指導力が養うことができる、AFAA PCの肝になっていると思います。

 

“AFAA5クエスチョン”に答えられますか?

中村 “AFAA5クエスチョン”というのは?

奥村 自分が指導するエクササイズを評価する時に、自分自身に問いかけるクエスチョンです。「Q1 このエクササイズの目的は何ですか? Q2 あなたは、それを効果的に行っていますか? Q3 そのエクササイズの安全に関する考慮点は? Q4 そのエクササイズを行っている間中、適切なアライメント、フォームを維持できますか? Q5 それは誰に適して、誰に不適ですか?」 エクササイズからは離れますが、私は自分の仕事をする時に、この5クエスチョンを問いかけています。

中田 私も常にこの5クエスチョンを意識しています。たとえば明日、レッスンがあるとして、それが心肺機能を高める目的なのか、筋持久力なのか、柔軟性を高めるのか、どういう目的でお客様の何を変えようとしているのか、インストラクターはつねに意識する必要があります。また、目的を伝えることによって、お客さん自身も何を目的にやっているのか意識できるようになる。そうすると、受け身ではなくて積極的にエクササイズに関わっていただくことができます。

穐里 目的が決まったら、その目的の方向に確かに行っているかどうかチェックするのが効果(Q2)です。エアロビクスだけでなく、ヨガやピラテスやボクシングエクササイズなどのグループエクササイズにも当てはまることで、たとえばヨガでポーズをとる時、見た目は同じかもしれないけれども、目的が違えば効果も変わってきますよね。

中田 一度動きをやってみて、その動きがケガのもとになるようだったら、せっかくの効果もマイナスになってしまいます。安全がベースになっていて効果が生まれる。安全(Q3)と効果もつながっています。

坂口 エクササイズの中には、種目によってはハイリスクな動作が含まれていることもあるのですが、それを知っている場合と知らないのとでは結果が変わります。ガイドラインは一般的にハイリスクと言われている動作にはどのようなものがあるのか伝えています。

Q4の正しいアライメントも安全や効果と関連しています。姿勢を意識しないでトレーニングすると、自分の身体の癖が出るので、上手く効果を出せなかったり、ケガのリスクが高くなったりします。ガイドラインにある正しいアライメントが理解できるようになると、お客さまに対して安全で効果的なプログラムが提供できるようになります。

中村 「Q5誰に対して適していますか」というクエスチョンは?

坂口 PCは一般的なグループエクササイズを対象にしているので、できる方もいるし、できない方もいるかもしれない、様々なレベルの参加者がいることを前提に考えます。特にダンスを長い間経験してきているインストラクターは、自分では当たり前にできると思っても、実際に教えるクラスとの間にはギャップを感じて戸惑うことがよくあります。

中田 AFAAのガイドラインは、みんなができるボトムのところが基準になっていて、そこから幅をもたせて、できる人は少し強度を上げて提供することができるようにしています。クラスの中で動きがみんな違うということが起こるんですね。でも、それでいい。跳んでいる人もいれば、私は膝が痛いから跳ばないという人もいる。インストラクターがお客さん一人一人を見て、それぞれのレベルに合わせて動きを選択できるという強みがあります。

中村 PC講習を受けることによって、インストラクターが5クエスチョンに明確に答えられるようになりますか?

坂口 そこをPCのゴールにしています。講習では、グループエクササイズで5クエスチョンを常に自分で意識してチェックできるようになるまで、徹底して繰り返します。

 

PCにはZUMBA®の楽しさを伝えるツールがある

中村 奥村さんが最初に、ZUMBA®のインストラクターで、坂口さんのようにPCを取得してグループレッスンを効果的に指導している方も多いとおっしゃっていました。坂口さん、PCのどんなところがZUMBA®のレッスンに生きると思いますか?

坂口 自分は踊れるのに目の前にいる参加者が踊れない、何をどう伝えたらよいのか迷う時って多いと思います。自分はできてしまうから、お客さんがどうしてできないのか分からない。正しい教え方って何?って、ますますわからなくなってしまうんです。

ZUMBA®インストラクターの多くは、自分で楽しいから、この楽しさをお客さんに伝えたいという情熱がすごくあると思います。でも、伝えるためのツールがないんです。どうしたらうまく伝えられるだろう、楽しさを伝えるためにはどうすればいいのだろう? PCはそんな疑問に答えてくれると思っています。

中村 前回この企画に参加いただいた藤岡可帆さんも、ZUMBA®インストラクターになりたくてまず BASIC 1を受けたけれども、B1を修了したといってもインストラクションのやり方が分からない。それでAFAAのPCを取りました、という話をされていました。

中田 指導者自身が楽しさゆえにヒートアップして、参加者もつられてエキサイトしてしまうと、危険性の面で見落とすことが出てくると思います。安全で効果的にというのがPCの大前提で、PCを取ることによって、楽しさもありつつ安全性についても常に意識したクラスづくりができる。そこに注目してほしいですね。

坂口 お客様も、曲が流れて踊り始めると、アドレナリンが上がってわっと楽しくなって、自分でジャンプするつもりはなくてもジャンプしていることもあるんですよね。お客様のケガを防ぐことができる指導ができるかどうかは、私たちの責任だと思います。その意味でもZUMBA®インストラクターはAFAAのPCを取った方がいいと思います。

中村 もっとZUMBA®の楽しさがうまく伝わるような仕かけを、PCを基にして考えられるかもしれませんね。

中田 ZUMBA®に限らずエアロビでも同じだと思います。自分が楽しむのではなくて、お客さんを楽しませることを自分の喜びや生きがいに感じないと。人が人を教える時の基本ですよね。養成コースに「楽しいからインストラクターになりたい」と来る人はいるけれども、僕は最初に「考え方を変えてね」と言います。自分が楽しむためにインストラクターになるのではない、お客さんが楽しめて効果を実感してもらうことに喜びを感じてねと。その考え方もPCの中で養われていくことができると思います。

坂口 インストラクター自身が楽しくても、楽しめていないお客さんがいるかもしれない。お客さんがきつく感じることもある。自分が作ったコリオグラフィーの強度や難易度がお客さんにとってどうなのか、分かっていないといけないと思うので、「誰に適して誰に適さないか?」というクエスチョンはすごく大事だと思います。

それから、ZIN会員さんの中には、インストラクターではないフィットネス愛好家さんがたくさんいて、ZUMBA®が大好きでもっとフィットネスを知りたい、長く続けていきたいと思ってPCの養成コースに通うという方も多いですよね。

中村 インストラクターとして一本立ちを目指そうという人たちだけではなくて、フィットネスが好きなお客さんの中にも、もっとよく知りたいと思ってPCに向かう人がいるのですね。

穐里 私が取った時はそうでした。PCの前のAFAA PIC(プライマリーインストラクターサティフィケイト)でしたけれど。習い事感覚でダンスのレッスンを受けていて、その延長線上でもっとよく知りたいと思って受けました。その後も続けているうちに、だんだん指導者になりたいという気持ちが芽生えてきたんです。養成コースで受講者にそのことを伝えると、「同じです!」と言う人たちもいますよ。

中村 穐里さんがそのようにしてPCを取って、以前とは違うと感じたことはありましたか?

穐里 ずっとダンスをやっていて、ちょっとレッスンに物足りなさを感じていたんですね。でも、PCで学ぶことによって、レッスンや指導者を見る目が変わりました。指導者が何を考えているか、何故こういうことをしているのか、ありがたみが分かって、みんなリスペクトになりました(笑)。

中村 グループエクササイズのインストラクターだけではなくて、エクササイズの場にいるお客さんも含めて、みんなに役に立つツボがPCにはあるわけですね。

穐里 PCを知ることによって、自分が続けてきたことをフィルターにかけて、続けてきたことが良かったのか、効果が達成できているのか、気づけるようになると思います。PCにはエクササイズの基本的な原則が詰まっているので、今までのやり方を振り返って、本当はマニュアル通りにやった方が近道だったとか、学べることはたくさんあります。ただインストラクターが教えることをそのまま受け取るだけではなくて、もっともっといろいろ知りたいと思っている人たちがPCに目を向けてくださるといいですよね。

 

PCは理想のインストラクターになるための近道

中村 坂口さんは何故PCを取ろうと思ったのですか?

坂口 すでにインストラクターをしていてレッスンもたくさん担当していたのですが、基本的な「軸」が欲しいと思ったことがありました。その時に、人にPCを勧められて取りました。インストラクターになるためというよりは、もっといいインストラクターになりたい、指導も上手になりたいと思ったのがきっかけです。

中村 PCを取得して、どんなことが得られたと思いますか?

坂口 2日間のセミナーを終えて、今までの自分の指導を振り返ることができました。考え方がシンプルになったと思います。お客様って、「あなたの動きが早くて」とか「運動強度が強くて」とか、自分の感じ方で意見をおっしゃいますよね。でも実際には、早かったわけでもないし運動強度も強くない。PCでガイドラインを学んだおかげで、なぜお客様が早いと言っているのか、お客様から言われたことの理由が分かるようになりました。

それまでは「自分の指導がいけなかった」と考えこんだり、人の意見を聞いて迷ったりしていましたが、「私はこれで行こう」という軸をしっかり見つけることができたと思います。自分のスタイルでいいんだなと感じられるようになったのはPCのおかげだと思います。

中村 自分のやり方に自信がもてるようになった、ということですね。中田さんは?

中田 僕は穐里さんと同じようにPICと呼ばれている時代に取りました。すでにインストラクターをしていて、インストラクターを一生の仕事にしたいと思っていた時で、どうしてもAFAAのライセンスを取りたくて取ったという感じです。福井から岐阜で行われたセミナーに何人かのインストラクターと出かけて、お金も時間もかけているから試験に合格したいという思いが強くて、中身は理解していなくてもとにかく頭で覚えることからのデビューでした。

その後、自分のレッスンで失敗することがあったりして、その時はつねにPCで学んだAFAAマニュアルに返りました。ここに答えが載っているんですね。たとえば、ストレッチのポーズややり方がケガの予防という基本のところで見落としがあることに気づいたり、今まで理解できていなかったことが分かったり、まさにバイブルのような感じです。

中村 PCは、取得後も現場で指導しながらいろいろな問題や疑問が出た時に、個々の原則にもう一度立ち返ることができるライセンスなんですね。

穐里 続けているとだんだん自己流になってしまいますよね。養成校の卒業生から「指導に迷っている」という相談を受けた時には、「もう一度AFAA5クエスチョンを通してごらん」と言っています。

中田 養成コースでは、「今やっていることはあくまでもシミュレーションなんだよ、コリオを組み立てていく段階でも、シミュレーションだからうまくいく。でも、実際に現場に出るといろいろなことが起こるから、迷うことがあると思うけれど、その時には常にマニュアルに返ろうね」という話をします。

たとえば、よくあるパターンですが、レッスンを長く続けていてみんながよく動けるクラスに一人だけ体験レッスンのお客様が入ってきた時、クラブ側は体験で入った人はぜひとも入会させてほしいと言いますよね。でもインストラクターとしては、熟練して完成に近いクラスに初めての方が入ってきて、どうするか悩みます。そこがインストラクターの腕の見せ所で、そのためのテクニックもマニュアルに書かれています。

穐里 「クラスの前後に参加者が気軽に質問できるようにすること」。エッセンスが1行で書いてあるんですよね。熟練した人も新しい体験者も一緒に満足させるツボがこの1行に隠されています。長年出ていらっしゃる人ばかりのクラスですと、初心者の方が入りづらいことがあるので、インストラクターとしては、レッスン前に誰もが話しかけやすいような雰囲気にする必要がある。「クラスの前後に参加者が気軽に質問できるようにすること」という1行に込められた意味は、経験を重ねるにつれて読み替えることができるようになると思います。

中村 環境づくりの中でこの1行のマインドが生きてくる。レッスンの参加者が今どういう気持ちでいるのか、PCを取ると気づきやすくなる、気づけるようなインストラクターになれるということですね。皆さんにとってのPC、一言でいうと?

穐里 「私の人生を変えたPC」。習い事の延長としてPCを受けて、それがOLを辞めてフィットネスインストラクターになるきっかけになったので。PCが人生の転機になりました。

坂口 「フィットネスのナビゲーター」でしょうか。迷った時でも正しい道を教えてくれるようなナビゲーターです。インストラクターとして、いろいろな悩みもあったけれども、PCと出会うことで分からなかったことが見えるようになって、そこから先は自分のスタイルを自覚できるようになりましたから。

中田 「フィットネスを一生の仕事にしたPC」です。前に教員をしていて、いろいろストレスもあって教師は一生続けていけないと思い、辞めて何をするのでもなくぶらぶらしていた時に出会ったのがフィットネスでした。フィットネスクラブのコアなメンバーとして毎日通っていて、レッスンをしていたインストラクターがすごく輝いて見えたんですね。このインストラクターはレッスンだけではなく私生活も素敵なんだろうな、と思わせてくれたことが僕には大きかったです。

その後、一般のエアロビクスインストラクターの養成コースに通って、インストラクターを一生の仕事にするかどうか、迷っていた時にAFAAのPCに出会い、PCを取得したことによってフィットネスを一生の仕事にしていくことができたと思っています。

中村 PCは皆さんの人生そのものに関わってきた大きな存在なんですね。最後に、まだPCの取得を考えたことのない人、これから取得しようかと考えている人に向けて、メッセージをお願いします。

坂口 PCによって将来にわたってインストラクターを続ける時の近道を見つけることができます。インストラクターの皆さんは、きっと“こうなりたい”と思う理想があって日々努力していると思います。自分がなりたい理想のインストラクターになる近道はPCを学ぶことだと思います。

中田 PCはフィットネスの仕事が好きだから続けたい、インストラクターを本業にしたいと思っている人におすすめです。現場で成長できる自分であるためにもぜひPCにチャレンジしてください。

穐里 PCはインストラクターだけではなく、習い事の一つとしても勧めたいと思っています。フィットネスのプログラムの一つだと受け止めてもらえたら、人生も変わるかもしれません。PCの勉強をすることで生活の中に彩りや張りをもたせることができるし、自分の悩みの根源に気がつけるようになると思います。

中村 皆さん、貴重なお話をありがとうございました。奥村さん、最後に一言、お願いします。

奥村 実は今まで、PCについてここまで深く話をしたことがなくて、皆さんの想いを聞くことができ、僕も責任をより感じました。PCによっていろいろな人が幸せになっていくと信じてやってきていますし、これからも変わりません。レベルに合ったPCの見方はあると思うし、インストラクターのさらなる進化を助けるライセンスとして、これからもずっと責任をもって広めていく努力をしていきたいと思います。