コラム

2019.1.24 木曜日

ライセンス取得者の声
「自立型セルフマネジメント」でPST取得の目標達成!

 

 

 

 

 

 

高木洋子さん

フリーインストラクター、AFAA/JWI指導陣。2017年12月に自立型セルフマネジメントコーチ、18年6月にPSTを取得。

 

講師 高橋美紀さん

AFAA/JWI指導陣、PSTマスタートレーナー、自立型セルフマネジメント認定コーチ。

 

 

―高木さん、まず自立型セルフマネジメントについてお聞きします。なぜ講座を受講しようと思われたのですか?

高木 もともと自己啓発に興味があってセミナーを受けたことがありました。自立型セルフマネジメントは、JWIが導入した2016年に指導陣年末トレーニングで2級講座があり、AFAAのコンサルタントになったばかりだったので必要かと思って受けました。

 

―その後、1級講座、コーチ講座と連続して受講されたのですね。

高木 はい。実際に受けてみると、自己啓発の部分もありながら、自立型セルフマネジメントとは実はコーチングであり、自分の夢を明確にしてそれを叶えるためのメソッドであることがよく分かりました。2級の後さらに深めたいと思い1級講座も受講するなかで、自分だけではなく周りの方々の夢の実現をサポートできればと思いコーチ講座にトライしました。

 

―PSTの取得コースを始めたのはいつでしょうか?

高木 セルフマネジメントコーチ講座を受講した後の2017年11月です。レッスンを担当しているスポーツクラブでは、グループレッスンやマシントレーニングなどの練習を終えた後に整体院に行くお客様が多かったのです。膝や腰などの身体の痛みについての悩みもずい分お聞きしました。

私自身、RTとPFTを取って少しずつパーソナルトレーナーの仕事もさせていただくようになっていた頃でした。痛みを抱えながらも運動を続けて身体を酷使している方がいる。趣味でやっているはずなのにケガをして、運動を続けられなくなってしまう。自分の膝も痛くなった時もあって、お客様の気持ちも分かり、インストラクターとしてしっかりサポートしていかなくてはと痛感していました。

フィットネスの業界では、コンディショニングは整体師さんにお願いするという雰囲気がありますが、フィットネスの立場からも学んでおいた方がいいと思っていました。でも、どこで勉強したらいいのか分からなくて。そんな時に山田先生のPST体験会があったんです。それに、高橋さんに会うたびにPSTの話が出ました(笑)。コースごとに受けられるようになったこともあって、とりあえず申し込みました。

 

 

 

 

 

 

最初はペアストレッチだけを受けるつもりだったのですが、実際に勉強していくとストレッチだけでは難しい、全てがつながっていると実感して全コースを受けることに決めました。今から思うと、高橋さんは自立型セルフマネジメントのメソッドを使って背中を押してくださったのかなと思っています。

 

高橋 私が高木さんにまず問いかけたのは、PSTを取得して何をしたいのかということでした。どこで誰にどうするかという高木さんのイメージから景色を作り上げていき、具体的なビジョンが明らかになった時、ストレッチだけでは無理で全コースを受けることが必要と気付かれたと思います。

例えば、ストレッチをかけてきついと感じる人にはこれ以上できません。ではどうするか、リンパトリートメントでダイレクトに緩めたり固くなっている関節を緩めたりする必要があります。体の痛みを抱えていても日常歩かなければいけないのであればテーピングをして補強するなど、臨機応変の対応が現場では必要になるのです。

 

―PSTの受講中、迷いや困ったことはありませんでしたか?

高木 全日程を受けるために日程や予算の確保、自分の仕事の調整をセルフマネジメントしていったので、迷うことはありませんでした。でも、なかなか自分で練習する時間がもてなかったり、できるだけ多くの人に触らせてもらいたいのにチャンスが作りにくかったりしました。家族に毎日のように施したり、スポーツクラブの休憩室に1日詰めてスタッフの人たちを呼んだり。ともかく練習したいと思っていました。

 

―PSTを取得された今のお気持ちは? 今後どのように活かしていきたいと思いますか?

高木 やっとスタートに立ったところ、準備が整いましたというのが正直な気持ちです。今はスポーツクラブでパーソナルトレーニングの一環としてやらせてもらうという方向で動いています。

それから、知り合いにサッカースクールの代表の方がいて、子どもから大人まで、選手や保護者の方も含めて定期的にやらせてくださいとお願いをして活動を始めたところです。

グループレッスンでもPSTを活かすことができるようになりました。PSTを習得していくうちに解剖学などそれまでより少し深いところまで勉強することができ、自分のレッスンの内容も変わってきています。終わった後に「どうやってストレッチしたらいいですか?」などのお客様の質問にも具体的に答えられるようになりました。PSTを勉強したことで、ちゃんとした知識に基づいてアドバイスできる自信がついたと思っています。

 

―お客様の反応はいかがでしょうか。

高木 とてもいいです。施術前後の体の違いをすぐに実感していただき、サッカークラブでは選手のパフォーマンスも上がって成績にもつながって、とても喜んでいただいています。子どもさんの親御さんたちも「実は肩こりで」という感じでつながっていくんですね。スポーツ選手だけではなくて、普段の生活の中でコンディショニングを必要としている人にも広がっていくようで楽しみです。

 

―高橋さん、最後にコメントをお願いします。

高橋 高木さんはセルフマネジメントによって目的と目標が明確になり、今、自分がどこに向かって何を積み上げているのか、ちゃんと認識できていると思っています。PSTだけではなく養成コースやコンサルタントの活動でも同じで、きちんと計画を立て、それに合わせて準備をして臨み、結果を出している姿をずっと見てきました。

最近ではコーチとして周りの人たちをサポートするメソッドも身につけ、「どのようにしてクライアントの方にセルフマネジメントの種まきをしていくか」がテーマになっていると思います。今後どういう結果が出てくるのか、とても楽しみにしています。

PSTでも、お客様が何のために施術を受けに来ているのか、その方の目標をキャッチしてそれを相手に伝えることによって、お客様にも目的が明確になってきます。目標が達成されればまた次の目標を立てる、という繰り返しで継続していくと、お客様との間に信頼関係が生まれます。

セルフマネジメントとPSTを絡めることによって、体のメンテナンスから心のメンテナンスにつなげていくことができます。両方を取得してマッチングをさせるとビジネスとしても相乗効果が得られますので、ぜひトライしていただきたいと思います。

 

―ありがとうございました。