コラム

2018.6.19 火曜日

Wedding Message Final

「この日を迎える前に、本当に色々なことがございました。私の生活は、6年ぐらい前にガラッと変わりました。いろいろなことがありましたが、皆さま方に支えられてここまで来ました。

私が会社の代表に就任したのは、大学を卒業して2,3か月。こんなことを言われたのを覚えています。「辰平、お前はキム・ジョンウンみたいだな。」

その時はなんて失礼な言い方なんだと思いました(笑)。が確かに、彼も僕も同じ三男で、就任したのも同じ時期。周りに対してよくわからないことを言っているという点に関しましても、確かに似ているところがあると思いました。

しかし、最近になってそんなふうに言われることがなくなったのは、周りの皆様が私を導いてくださったからだと思っています。

私ほど、周りの人々に感謝の気持ちをもって生きなければならない人間はいないと思います。学生の時から今の今まで、本当にたくさんの方々に助けられて生きてきました。皆様には感謝してもしきれません。

父さん、お母さん。感謝の気持ちやいろいろな試練、そしてこの素晴らしい人生を僕に与えてくれて、ありがとうございました。この場を借りて、しっかりとお礼の気持ちを伝えたいのですけれども、残念ながら二人ともここにはいません。正直、私自身もまだ信じられない気持ちでいます。そろそろ久しぶりに、夢でもいいから会いたいという気持ちでいます。

というよりも、まずはここにいらっしゃる皆様の夢に出てきて、「息子がお世話になっています」と一言、言ってください。お父さん、お母さん。二人に見守ってもらい教えてもらったことを忘れないよう、強い意志をもって生きていきます。

未熟者の二人ではありますが、二人で力を合わせて、少しでも温かい家庭、そして少しでも皆様のお役にたてるような人間になるべく努力してまいります。皆さま方におかれましては、どうか今までと変わらないご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いいたします。」

2018年1月21日 奥村辰平